岩手県の高齢者施設「楽ん楽ん」9名溺死(台風10号)は非常に奇妙。常務理事・所長ともに「ウソをついている」可能性が濃厚(1)
2016-10-06


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佐藤常務理事は午後五時ごろ、避難について相談しようと町役場を訪問。

五時半ごろ、ホーム周辺に戻ると、道路の冠水が始まった。

施設の車を高台に移動させ、ホーム周辺に戻った六時ごろには、水が胸の高さまで上昇していた。
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(引用B、以上)


「引用A、B」を見ると、「不自然さ、だらけ」です。


(不自然1)
「引用B」において、「避難について相談しようと町役場」をいちいち訪問する必要は、ないはずです。
施設の運営者として、みずからいくらでも「避難する、しない」を検討・決断できます。

「引用A」で、「天候が急変し」とあります。
それなら、なおさら一刻の猶予(ゆうよ)もありません。
もし、どうしても相談したいならば、車で「のんびり出かける」のではなく、「電話で、急いで用件を伝える」のが当然です。


(不自然2)
「引用A」では、「午後5時頃、避難を決定」しています。
それなら、その場で、直ちに所長に電話し、「今すぐ、入所者全員を避難させろ」と指示するのが当然です。
しかし、この記事を見る限り、理事が、それを行った形跡はまったくありません。

もし、「推定の結論1」の通り、所長が、最初から不在だったならば、電話のかけようがなく、理事が電話をかけないのは「当然」と言えます。


(不自然3)
「引用B」を見ると、午後5時半ごろ、施設の近くまで戻ると、道路が冠水しており、車を高台に移動(避難)させ、それから、再び午後6時ころに施設の近くに戻っています。

午後6時ころ、おそらく徒歩で、施設に戻ったものと思います。

これが、もし事実ならば、「すさまじい出来事」です。

「入所者9名の命(いのち)」よりも、施設の車「1台」の方が大事だと、理事が、「本気で考えていた」ことになります。

これが、もし事実ならば、理事は「精神に異常をきたしている人物」、あるいは「入所者全員に対して『殺意を抱いている』人物」ということになります。

いくら何でも、そんなことが、あるはずありません。

したがって、理事は、「何らかの真相を隠すために、意図的に、このような、ひどいウソをついている」としか、解釈できません。

言うまでもなく、本来ならば、車を高台に避難させるより、最優先で、入所者を避難させるのが当然です。
午後5時頃に、「避難を決定している」のですから。
もし可能ならば、この車を、入所者の避難用に使おうとするのが当然です。

入所者の避難を後回しにして、車の避難を最優先するのは、あまりにも「むちゃくちゃ」です。
あり得ません。


(不自然4)

「引用A」で、「携帯電話が通じず、通報もできなかった」とあります。

これは、あまりにも「わざとらしい」話です。

携帯電話は、「固定電話」ではありません。
理事が高台に避難させた車に、急いで戻り、この車を走らせ、電話の通じる場所を探せば、いくらでも通じます。

施設が、すでに水没して、「助けに行かれない」わけです。
換言すれば、「もう何もすることがない」状態です。

それならば、携帯電話が通じる場所を求めて、「ひたすら探し回る時間」は、いくらでもあるはずです。


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