しいて例えるならば、オリンピック選手が、さんざん苦労して、やっと手に入れた金メダルを、「もうすでにオリンピックは終わった」 という理由で、後日みずから廃棄処分するなど、あり得ません。
あまり上手い例えではありませんが、これと同じです。
「最上級の貴重品である日報」 を、彼らが本当に廃棄処分したら、世界中の軍隊から 「笑いものになる」 と思えてなりません。
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以上述べたことは、自衛隊の 「イラクや南スーダン派遣部隊」 が、実際に 「殺し合いの戦闘をしていた」 という意味ではありません。
戦闘が行われている地域に、「実際に、彼らが身を置いていた」、という意味です。
その範囲内で得られた 「戦訓」 です。
一方、自衛隊の陣地が攻撃を受け、自衛隊員で、死者が複数出たと、インターネットでは言われています。
公式には、日本に帰還した後に、複数の 「自殺者」 が発生したことになっているようです。
しかし、危険な戦闘地域から、平和な日本に帰還した後に、自殺するのは、明らかに不自然です。
例えば、米兵の場合は、実際にイラクなどで戦闘(殺し合い)を行っています。
それが重大なトラウマとなり、帰国後に自殺しても不思議ではありません。
それと同列に捉えることは出来ません。
インターネットで言われているように、戦死者を、自殺者ということにした可能性が、十分考えられます。
もしそうであるならば、なおさら、「日報を隠す」 必要があります。
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東京新聞で、以下の記事があります。
今月(4月)12日朝刊を、一部引用します。
(引用)
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昨年三月、南スーダン日報を探した際には 「日報」 「南スーダン」 といった言葉で検索したため、「七月十四日のイラク報告」 「イラク復興支援群活動報告(二月二十六日)」 というファイルに日報があることを探知できなかったという。
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(引用、以上)
これは、あまりにもわざとらしい 「ウソ発言」 です。
記事を見る限り、「この発言者が誰であるか」、明記していないので分かりません。
少なくとも、「陸上自衛隊、あるいは、防衛省」 の誰かの発言と解釈できます。
この引用文で、「検索」 「探知できなかった」 の表現に着目して下さい。
「検索」 は、一体 「誰が、何のために行う」 のか、考えてみて下さい。
当然ながら、これらの日報ファイルが、どこにあるか分からない(知らない)者が、探して見つけ出すために行うのが、「検索という操作」 です。
一方、「日報のファイルを管理している担当者」 ならば、どのコンピュータの、どのフォルダ内に、「これらの日報ファイルが存在しているか」、当然把握しています。
「検索という、探し出すための操作」 をする必要はありません。
「日報のファイル」 が存在しているコンピュータで、該当 《がいとう》 するフォルダを開けば、「日報ファイル」 に、一発でアクセス出来ます。
その 「日報ファイル」 を開くことも、それを印刷することも、いくらでも容易に出来ます。
くどいようですが、「検索という、探し出すための操作」 をする必要は、まったくありません。