日航123便墜落事件 − 航空管制通信での「周波数変更の指示」に関して「他者ブログ」宛にコメント投稿しました(14)
2020-08-22


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「第13回目の記事」 から続きます。
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「前回 (第13回目) の記事」 で述べた、「オーディオ選択パネル」 は、操縦室の 「座席の数」 だけあります。

「墜落した123便に限らず、ジャンボ ・ ジェット機」 ならば、「以下の通り」、合計5台です。

◎ 機長席
◎ 副操縦士席
◎ 航空機関士席
◎ 予備席1
◎ 予備席2

そのため、各人が、「自分の聞きたいように、各無線通信機の音量」 を自由に調節できます。

さらに、「自分のマイク」 を、自分が使おうとしている無線通信機に、自由に接続できます。

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「5台の無線通信機」 と、上記、5台の 「オーディオ選択パネル」 との、相互関係を示したのが、以下の 「図31」 です。

禺画像]

(図31) 5台の無線通信機と、5台の 「オーディオ選択パネル」 との相互関係
(出典: 自分で作成)

※※ 当記事の各図は 「拡大図付き」 です。マウスの左クリックで、「拡大図、元の図」 に切り替えられます。

※※ 図を参照しながら、本文をご覧になる場合、当記事を 「二つのタブ」 で同時に開き、一方のタブを 「図の表示専用」 にすると、非常に便利です。


この 「図31」 を見ると、「複雑で、?????」 と感じるかもしれません(笑)。

あるいは、一発で、お分かりかもしれません。

◎ 縦、横の直線で、「交点に黒丸印」 の部分は、電気的に接続しています。

◎ 縦、横の直線で、「交点に黒丸印」 のない部分は、作図上で交差しているだけで、電気的には接続していません。

じっくりご覧になれば、「5台の無線通信機」 が、それぞれ1台ごとに、「5台のオーディオ選択パネルに対して、並列接続してある」 と、お分かり頂けるかと思います。

「並列接続してある」 ので、お互いに 「干渉を与えない」、お互いに 「干渉を受けない」 ということです。

そのため、前述の通り、「各人が、自分の聞きたいように、各無線通信機の音量」 を自由に調節できます。

(注) 「墜落した123便」 の機体は、日本の国内線専用の 「SR型」 です。

そのため、国際線で用いる、長距離通信用の 「短波無線機 HF1、HF2」 を搭載しているかどうか、素人なので分かりません。

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(注) 「図31」 は、あくまでも 「説明のための概念図」 に過ぎません。

「この通りの、電気配線になっている」 という意味ではありません。
(正確な電気配線が、どうなっているか、そこまでは分かりません)。

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各無線通信機を、「どの周波数」 に合せるかは、「以下の記事」 で述べた通り、「各無線通信機の制御器」 を用います。
(今回の記事も含め、図によって、表現が、「制御器」 「制御部」 の2種類になっています)。

◎ 第5回目 〜 第8回目の記事
◎ 第10回目の記事


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