JAL123−急減圧流は存在しないと「事故調は認識している」(12)
2016-04-10


[カテゴリ: JAL123便>事故報告書]

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(修正) 「当記事の要点」を全部削除しました。<R5/2023-8-4>

「なくても良い」と判断しました。

同時に、「見出し」としての<当記事の要点><記事本文>も削除しました。
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※ 第11回目の記事から、続きます。
https://21utbmjdai.asablo.jp/blog/2016/04/06/8066361


第4回目の記事で、「プレッシャ・リリーフ・ドア」を、墜落現場で発見した時の問題(トリック)について述べました。

『JAL123−急減圧流は存在しないと「事故調は認識している」(4)』
2016年02月04日
https://21utbmjdai.asablo.jp/blog/2016/02/04/8008614

この時の、「引用A」の一部を再度引用します。

『航空事故調査報告書 第1冊目 106ページ』。
(読みやすくするため、原文にない改行を、それぞれに加えています)。

(引用I)
---------------------------------------------------------------------------------
3.2.3.2 APU防火壁を含む尾部胴体の損壊

(中略)

(1) プレッシャ・リリーフ・ドア

このドアは墜落現場付近で発見された。
---------------------------------------------------------------------------------
(引用、以上)

※「APU」とは、「補助動力装置」のことです。
必要があれば、第4回目の記事、および次の記事を参照して下さい。

『JAL123−急減圧流は存在しないと「事故調は認識している」(2)』
2016年01月26日
[URL]


(分析I)(トリック8)

第4回目の記事で指摘したように、事故調は、墜落現場で、「プレッシャ・リリーフ・ドア」を発見した時に、このドアが「開いていたのか、それとも、閉じていたのか」、まったく言及していません。

ただ単に、「このドアは墜落現場付近で発見された」と、一言述べているだけです。

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前回(第11回目)の記事で、「引用H」を、再掲します。

「航空事故調査報告書 第1冊目 P.62」で、次の項目です。
『2.16.5 スタビライザ・ジャッキ・スクリュ・アクセス・ドアに関する調査』

(引用H、再掲)
---------------------------------------------------------------------------------
したがって、飛行中後部胴体内が客室の空気圧により加圧されたものとすると、当該ドアは開いたものと推定される。
---------------------------------------------------------------------------------
(引用、以上)

『JAL123−急減圧流は存在しないと「事故調は認識している」(11)』
2016年02月06日
https://21utbmjdai.asablo.jp/blog/2016/04/06/8066361


事故調は、「……当該ドアは開いたものと推定される」と言明しています。

上記、「引用I」と、合わせて見て下さい。

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[JAL123便>事故報告書]

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