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「第1回目の記事」 から続きます。
http://21utbmjdai.asablo.jp/blog/2019/02/01/9031237
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「精神世界の分野」 では、物事にはすべて 「2面性がある」 と盛んに言われています。
「給料が、その典型例」 とも言えます。
従業員の側からすれば、給料が高いほどいいのは明らかです。
一方、経営者の側から見れば、給料 (人件費) は、安い方がいいに決まっています。
両者は、完全に矛盾します。
その結果、対立や、争いが当然生じます。
最悪の場合、相手に対して、恨みや憎しみさえもが生まれてしまいます。
これでは、誰のためにもなりません。
しかし、「給料が存在する限り」 それは、防ぎようがないとも言えます。
ところが、解決策があるとも言えます。
もし仮に、従業員の側が、従業員としての立場で、同時に経営者の考え方もするようになったら、どうなるか?
もし仮に、経営者の側が、経営者としての立場で、同時に従業員の考え方もするようになったら、どうなるか?
大きく、状況が変ってきます。
お互いに、相手側の考え方が分かるようになれば、対立や、争いが生じながら、その一方では、相手側の考え方を理解し合い、共感し合うようになるのは、目に見えています。
対立や、争いをしながら、その一方では、協調し合うようにもなります。
やがて、対立や争いは、自然に消滅するであろうと言えます。
前者の企業よりも、後者の企業のほうが、「はるかに仕事のしやすい企業」 になるのは明らかです。
従業員の側にとっても、経営者の側にとっても、お互いに仕事がしやすくなるのは明らかです。
どちらの側にとっても、やりがいや、生きがいを感じるであろうと、容易に想像がつきます。
「精神世界の分野」 で、物事にはすべて 「2面性がある」 と盛んに強調しているのは、このためでもあります。
端的に言えば、これが、人間としての幸福を得るための、いわば最短距離とも言えます。
換言すれば、多くの人々が、これに気付かず、無意識のうちに 「2面性のうちの1面ばかり見ている」 からこそ、この社会には、不幸が満ちあふれていると言えます。
「給料」 は、あくまでも一例に過ぎません。
例えば、医療費も同じです。
患者の側から見れば、医療費は安いのが良いに決まっています。
一方、病院の側から見れば、医療費 (収入。売り上げ) は、高い方が良いに決まっています。
税金も同じです。
国民の側から見れば、税金は安いのが良いに決まっています。
一方、国や地方自治体の側から見れば、税金 (収入。売り上げ) は、高い方が良いに決まっています。
何も、お金に限りません。
例えば、夫婦はどうあるべきか、子育てはどうあるべきか、などについても、2面性があります。
にもかかわらず、夫も妻も、無意識のうちに1面にとらわれて、結果的に無意味で不毛な争いに陥る事例が、世の中に満ちあふれています。
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非常にユニークな会社があります。
「天才的な会社」 とも言えます。
山田昭男・著 『日本一社員がしあわせな会社のヘンな”きまり”』 (ぱる出版)
著者 (故人) は、電設資材メーカ 「未来工業」 の創業者社長です。